ああ松菱 おいたわしや……
ども。
金曜土曜と街中に出ておりましたpom1です。
街中【まちなか】……浜松、もしくはその近辺の人々が使う。浜松駅周辺を指す。
昼行くと、ホントまあ人が居ませんな。
夜も飲み屋の前に局所的に集まっているだけだし。
……行くたびに人が減少してるような気がする。
これ、昨日の午前10時過ぎ、鍛冶町通りですよ。
週末土曜日、昼前の政令指定都市の都心部とは思えません。
まるで地方の中小都市みたいです。
”10年モノの廃墟”となってしまった旧松菱新館最上部にある華やかなレリーフ。
松菱のマークは人通りの減った街中にいまだに鈍く輝き続けている。
ザザシティ中央館より旧松菱新館を望む。よく見ると……
旧松菱新館の屋上塔屋に文字のような落書きが……
よくこんなところに書けたものだと感心してしまう。
金曜日夜、鍛冶町通りの名物でもあった松菱のアーケードはごらんの通り
バリケードで囲まれてました。
ニュースで報じられてましたが老朽化によりアーケード天井が
崩落したとのこと。けが人の無かったことが幸いです。
アスファルト道路だって数年ほっておけば草ぼうぼうになります。
10年モノの廃墟ですから崩落は当然でしょう。
よくぞこんなに長くほったらかしにしておけたものだ。
ちゃんと管理や点検してたのですかねぇ
次はどの部分が崩落するか……
偶然にも6月始めに崩落前の旧松菱アーケードを撮影していました。
このアーケードを見ると、子供の頃、多くの買い物客がここから出入りし、
ベンチで寛いでいた様子が思い出されます。
薄暗くなってしまったアーケードはガラスが割られ、シャッターに落書きされておりました。
松菱の、昭和12年開業当時のチラシらしい。
戦前らしく左書きで、
「明粧 百貨の殿堂 六月一日開店 皆様の松菱」。
和服で着飾った貴婦人とセーラー少年がニコニコ期待に胸を膨らませている。
このチラシに描かれた華やかさや希望と、現在の悲惨な状態のギャップに、悲しくて泣けてきます。
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